年をとるということ

 


 数日前に、ひとつ年をとりました。

 


 漫画家兼ミュージシャン兼その他いろいろな職業のみうらじゅんさんが、どこかに書いていたのですが、じゅんさんは時折、自分の年齢を敬愛するボブ・ディランに当てはめてみるんだそうです。

 

 

 そして、「○○歳の時、ディラン師匠は、こんな状態であんな仕事をしていたから、○○歳の自分も頑張らなくては」とか、逆に「あのディランでさえ、△△歳の時は、ああなのだから、△△歳の今の自分はオーケーだ」という風に、自分の人間としての成熟度合いの指標にしているとのことでした。

 

 

 試みに、私の現在の年齢の時のディランはどのような状況だったのかを調べてみました。

 

 

 1985年のディランにあたります。

 

 

 80年代のディランは、一般的には、どちらかというと低迷期の渦中だったと認識されています。

 

 

 自分に自信が持てず、既存の知り合いバンドに対して「自分もメンバーに入れてくれないか」と持ちかけたとまで言われています。

 

 

 というわけで、かのディランでさえそんな風だったので、私が以前と比べて全く成長していなくても、「とりあえず、いっか」という結論になります。

 

 


 3月まで、みなさまには引き続きお世話になりますが、よろしくお願い致します。

 

 


 ところで、ディランは40歳代後半になると、再びトップシーンに返り咲き、それ以降20年以上たった現在でも、トップに君臨し続けています。

 

 


 5年後ぐらいに、私がトップシーンに躍り出るとすると・・・

 

 

1.(平安時代に、天皇が座を退いてもなお、上皇として権力を持ち続けたように)会長から上会長へと出世して院政をしく

 

2.拙い芸が知らぬ間に認知されて、学童大運動会の開会式で披露させてもらえる

 

 

 といったことが思い浮かびます。

 

 


 うれしいのかな、それって・・・。