サイクリングレポート 最終号



   こんにちは。






(いつものように、何の足しにもならない話になりますが・・・)


   卒所サイクリングを終えての感想を書き述べて、レポート最終号にしたいと思います。



   今この時、頭の中を占めている感想は・・・、

   私にとって、卒所サイクリングとは、子と横並びの関係で、最初から最後までやり通した、初めての行いだったな、というものです。




   どういうことかと言いますと。


   当然のことですが、子が生まれてからずっと、親と子は、タテの関係です。


   育てる。
   教える。
   守る。
   導く。


   等、いろいろあると思いますが、親は、上から子を見ています。



   子が、小学校に入って、次第に成長してくると、部活動やスポーツクラブなどで、試合やコンクール等に出場する機会がでてきます。


   そんな場合、親は、下から支えたり、フォローすることはありますが、子と横並びの関係にはなりません。(子と一緒に、試合に出ることなんて、ありませんものね。)




   ところが、卒所サイクリングは・・・、

   完全なる横並びでした。



   同じ時刻に出発し、
   同じ道を走る。

   同じだけ、ペダルを漕ぎ、
   同じだけ、ブレーキをかける。

   同じ風を受けて、
   同じ雨に打たれる。

   同じ登り坂にあえぎ、
   同じ下り坂に喜ぶ。

   同じ食事をしながら、
   同じことに感動する。


   そして、同じ疲れを感じて、
   同じ場所に帰り着く。



   というように、子と親が、全てのことを一緒にやる中に、タテの関係は一切ありませんでした。



   これは、ひょっとすると得難い経験だったのかもしれないと、今ごろになって感じています。






   12歳の子は、この先、どんどんと親から離れていくことでしょう。



   例えば、高校の卒業記念に、遠地まで、泊まりでサイクリングしようと、親が提案したとしても、喜んで行く子は、かなり希少ではないでしょうか。また、そもそも親も提案しないでしょう。




   つまり、学童の卒所サイクリングとは、子と親が、上下関係の入り込む余地がないなかで、ひとつのことを一緒に成し遂げられる、貴重な機会だったような気がしています。



   というか、貴重な機会でした。



   そんな機会は、私にとっては、これまでになかったですし、これからもないことでしょう。





   絶えることなく、続けていって欲しい行事です。






   以上のようなことを強く感じながら・・・、


   お尻が痛いなー、とも感じています。






   最後に、私なりに気づいたことを、3点ほど箇条書きにして、失礼いたします。


【気づいた点】

1.《走行行程を把握してから、食事をしよう》
復路における昼食直後の行程が、最大の難所でした。(あのアップダウンの多さは、「東洋のピレネー越え」と表現しても過言ではありません。)
美味しいからといって、調子に乗って食べ過ぎると、イヤな結果につながります。

2.《自然を大切にしよう》
ワカサギ釣りをするプログラムがあります。ただ、釣果がゼロだからといって、腹いせに、釣竿を池に投げ捨てる、そんなことをしてはいけません。

(誤解のないようにご説明しますが、そんなことをした子がいたわけではありません。植田ファミリーの学童児は、してもいいことと、いけないことの違いをわきまえている子ばかりです。)

3.《自転車ロックの合鍵を携行しよう》
非日常的なイベントの最中は、どこか心が浮ついてしまい・・・、気がつくと鍵が行方不明に、なんてことが起こり得ます。できれば、合鍵を準備しましょう。

それから、ホテルの部屋の鍵も、きちんと管理しましょう。







   ご一読、ありがとうございましたm(_ _)m






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コメント: 3
  • #1

    てるてる坊主 (火曜日, 08 3月 2016 23:15)

    自分の子どもと「横並び」を感じる瞬間、素晴らしいですね!感動しました。3年後、5年後が楽しみです。

  • #2

    泣沢女さま (金曜日, 11 3月 2016 23:27)

    横並びドッジボールも最高‼2日間の感動をありがとう。

  • #3

    さすらいのドッチャー (土曜日, 12 3月 2016 06:23)

    本文をアップした翌々日くらいに、「しまった!」と思いました。

    “同じ公園に休み、同じ遊びに興じる”
    という一文も入れたかったなあと・・・。

    それにしても、あのドッチボールは、比類なき楽しさでした。

    ボールが全然思い通りに投げられなかったのは、きっとボートの漕ぎすぎ(-_^)