学童で培われる洞察力


   こんにちは。




   2週間ほど前の、休日の朝のことです。





   極限まで自分を追い込むランニングをやり終えた私は、「やり残したことは何もないぜ。」という清々しい気分で、家までの数百メートルを歩いていました。



   歩きながら、小さな公園の側を通りました。


   その公園に、植田第5学童の3年生児童が、4名ほどいました。


   彼らは、サッカーをしていました。




   児童の一人が、私を見つけて、

「おーい、✳︎✳︎リーン」と呼びました。


(その子は、大抵、親しみを込めて(馴れ馴れしく)、私をそう呼んでくれます。)



   私も「おー。」と応えて、公園の中に入りました。




   私は、丁度その時、ラグビー日本代表のレプリカジャージを着ていました。




   サッカーとラグビーで、種目は違うとは言え、勝者のメンタリティーと、アスリートとしての気構えを植え付けてあげようと思った私は、「ラグビーを教えようか。」と提案しました。


   口調こそ提案でしたが、私からラグビーを教われば、彼らのためになることは自明の理です。


   ですので、心の中では、(教えてほしいだろ?教えてやるよ。)といった感じでいました。





   すると、4人の中の一人が、私の提案に対して、こう答えました。



「いらない。だって弱いじゃん。」



清々しい筈の私の休日は、どこかに吹っ飛びました。






   大人の実力を正確に見抜き、かつ端的に指摘する力を、知らず知らずのうちに身につけられるのが、学童保育クラブの良いところです。





   なお、私はその日以降、その公園を避けてランニングするようにしています。





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コメント: 2
  • #1

    ドラゴン母 (火曜日, 25 8月 2020 15:47)

    やんちゃな3年生たち、将来が楽しみですね!

  • #2

    執筆者 (水曜日, 26 8月 2020 18:47)

    ドラゴン母さん、コメントありがとうございます。
    私の将来も楽しみにしていてください。